会長挨拶
このたび、第133回日本消化器病学会北海道支部例会を開催させて頂くことになりました。伝統ある本例会を担当する機会を与えて頂き、誠に光栄に存じ上げるとともに、平野聡 日本消化器病学会北海道支部長、幹事・評議員の諸先生方、並びに関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
本会は令和5年9月2日(土)、9月3日(日)の2日間、第127回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会(手稲渓仁会病院 消化器病センター・潟沼朗生会長)との合同で開催いたします。今回はCOVID-19の感染状況が漸く落ち着いてきたと思われることから原則現地開催、一部オンデマンドで配信することとしました。できる限り、会場での活発な討議をしていただき、本会へのたくさんの参加を願っております。
本例会のシンポジウムのテーマは内科外科の垣根を越えた治療が普及していることから「消化器癌に対する内科外科治療の最前線」といたしました。近年、消化器癌、特に高度進行癌に対する治療は単一のmodalityにて完結することは多くなく、薬物療法、手術療法、さらに放射線療法などを複合的に組み合わせた集学的治療戦略が標準的に組み込まれるようになりました。北海道をリードする各御施設より内科系・外科系、または消化管領域・肝胆膵領域問わず多くの皆様にご応募頂き、診療経験、研究成果を幅広く発信して頂き、現況のみならず将来展望についても発表して頂けることを期待しております。特別講演は、本邦における肝胆膵領域癌の治療の現況についてご講演頂く予定です。近年、肝細胞癌に対する薬物療法の進歩は目覚ましいものがありその成績は向上しているものの、一方で薬物療法の適応や薬物療法から外科治療へのコンバージョンのタイミングなど解決すべき問題がありますので皆様の日常診療の指針となることができれば幸いです。
今回もシンポジウム、一般演題に加え、若手医師の発表セッションを企画しておりますので、多数の演題のご応募をいただければ幸いに存じます。本会が会員の皆様の消化器病診療の一助となる実りあるものとなる様、祈念いたします。
- 第133回日本消化器病学会北海道支部例会
- 会長 横尾 英樹
このたび、第127回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会を開催させて頂くことになりました。このような貴重な機会を与えていただいた勝木伸一支部長、幹事・評議員の諸先生方、並びに関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
本会は令和5年9月2日(土)、9月3日(日)の2日間、第133回日本消化器病学会北海道支部例会(旭川医科大学外科学講座肝胆膵・移植外科学分野教授・横尾 英樹会長)との合同で開催いたします。
内視鏡の診断・治療は新たな機器や手技の進歩により、飛躍的な発展が続いております。これにより低侵襲で有用な医療を患者様に提供できる時代になってきました。その一方で、手技の習得に時間を要すること、教育システムの構築が不可欠となっております。また、治療困難例や手技に難渋する症例、様々なトラブルに対応する能力が求められます。特に、専門領域が細分化されてきている現在において、幅広い領域の手技や治療法を学ぶことはとても重要であると思っております。そこで本例会のシンポジウムのテーマは「内視鏡診断・治療の基本とコツ〜Hokkaido cup endoscopy〜」とさせていただき、消化管、胆膵、外科など幅広く、基本的な手技やコツ、困難例を克服した経験、トラブルシューティングの方法などを動画にて提示していただき、多くの内視鏡医でディスカッションをさせていただければと思っております。北海道内の各分野におけるエキスパートの先生にコメンテーターとして参加していただき、優秀な演題に対する表彰も行う予定です。もちろん、重要なのは演題の順位をつけることではなく、手技のコツや工夫を、幅広く共有し討論を行い、学ぶ機会を提供することです。特別講演は、本邦における内視鏡診療の発達と今後の展望についてご講演頂く予定です。
今回もシンポジウム、一般演題に加え、若手医師の発表セッションを企画しております。本会が会員の皆様の消化器内視鏡診療に寄与するものとなるよう努力して参りますので会員の先生方のご協力を宜しくお願い申し上げます。
- 第127回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会
- 会長 潟沼 朗生