主催:一般財団法人日本消化器病学会北海道支部

第28回教育講演会

ご挨拶

第28回日本消化器病学会北海道支部教育講演会を開催するにあたり、当番会長として一言ご挨拶申し上げます。日頃より本学会の活動に多大なるご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

本年度の教育講演会はテーマを「消化器診療のフロントライン〜エビデンスと実地臨床の融合〜」といたしました。消化器疾患の診療は、免疫療法や分子標的治療、画像技術の進歩、内視鏡手技の高度化など、近年大きな変革を迎えております。一方で、地域医療においては、最新エビデンスをいかに日常診療へ落とし込むかが重要な課題となっています。本講演会では、研究と現場をつなぎ、明日からの診療に直結する知識を共有する場となることを目指しております。

教育講演では、「炎症性腸疾患の最新治療」、「超音波による脂肪肝診断の標準化と課題」、「胆膵疾患の画像診断」、「クリニックにおける内視鏡検査」といった、幅広くかつ臨床的意義の高いテーマを取り上げました。また、ランチョンセミナーでは潰瘍性大腸炎治療の最新トピック、スポンサードセミナーではウイルス肝炎診療の最前線について、第一線でご活躍の先生方にご講演いただきます。

本講演会が、消化器医療の未来を切り拓くための活発な議論と交流の場となり、皆様の臨床に役立つ知見をお持ち帰りいただければ幸いです。多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第28回日本消化器病学会
北海道支部教育講演会
会長 鈴木 康秋
(名寄市立総合病院 消化器内科・副院長)
鈴木 康秋(名寄市立総合病院 消化器内科・副院長)