日本精神保健看護学会
第36回学術集会・総会

ご挨拶

このたび、日本精神保健看護学会第36回学術集会・総会を2026年7月18日(土)・19日(日)の両日にわたって北海道札幌市で開催いたします。本学会は、精神保健看護に関する学術団体として国内最大規模の学会で、学術の発展ならびに人々のメンタルヘルスへの貢献を目的に1991年に設立され、1500名を超える会員数が在籍しております。

精神疾患やそれに関連するメンタルヘルスの問題、さらに地震や洪水などの自然災害や非人道的な虐待等と表裏の関係にあるメンタルヘルスの問題は、昨今の社会において喫緊の課題となっております。私たち精神保健看護に携わる者として放っておくことはできません。

このような時代だからこそ、自分自身も含めて頑張ろうとエールを送りたく、大会テーマを「けっぱれ!精神保健看護 〜今こそ開拓のとき〜」としました。“けっぱれ”とは北海道弁で「頑張れ」という意味になります。北海道は約150年前に屯田兵により開拓された歴史の浅い土地です。本学術集会・総会の北海道開催は今回で3回目となります。第15回「変容する精神保健問題への看護職のチャレンジ」、第27回「“語り”の後の精神保健看護を語り合う」を経て、学会の原点を振り返り、改めて精神保健看護を拓き、全ての人に“けっぱれ”を届けられると考えております。

札幌市は、日本最北の政令指定都市で、ビルが立ち並ぶ“都市”としての機能と、郊外に広がる“自然”という2つの様子を併せ持っております。観光名所である大通り公園の西側に学会会場を用意いたしました。会場までのアクセスでは、自然豊かな北海道の初夏を感じていただけます。

ぜひ多くの皆さまにご参加いただき、アカデミックな交流とディスカッションができることを期待しております。ご参加を楽しみにお待ちしております。

日本精神保健看護学会
第36回学術集会・総会
会長 守村 洋
(札幌市立大学看護学部精神保健看護学領域)
守村 洋(札幌市立大学看護学部精神保健看護学領域)