大会長挨拶
- 日本緩和医療学会 第6回北海道支部学術大会
- 大会長 高田 慎也
(北海道がんセンター薬剤部)
この度、2024年8月31日(土)に、札幌医科大学を会場として、第6回日本緩和医療学会北海道支部学術大会を開催する運びとなりました。
日本緩和医療学会は1996年に創設されて以来発展を続け、現在の会員数は約12,000名となり、2018年からは緩和医療のさらなる発展とより一層の普及・啓発を図るために各地区に支部が設立され、活動が更に広がっております。
第6回の北海道支部学術大会のテーマは、「持続可能な緩和ケアの確実な変化~新たな挑戦として何ができるか~」と致しました。がんの緩和ケアはパラレルケアという考えのもと病棟、外来、在宅に平行して治療中においても行われるようになっておりその対象は多岐にわたっております。今まで長い年月かけて築き上げてきた緩和ケアを今後も持続可能なものとして受け継ぎ、さらには、現在求められている多様化するニーズを満たすための挑戦をしていく必要があると考えます。
プログラムには、築き上げてきた緩和ケアを今後も持続可能なものとして受け継ぎ、さらには、現在求められている多様化するニーズを満たし日々の業務の一助になるような内容となっております。
具体的には、緩和ケアに関連する治療薬剤をもう一度アカデミック的な視点で再考する講演、高齢者の薬物療法の注意点などを多職種で議論する講演、また、看護師、栄養士、リハビリ、Child Life Specialistなどによる多職種セミナーも企画しておりますので、多くの方に参加いただき、明日からの診療の一助になれば幸いです。